A. ランゲ&ゾーネ リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド 252.029

A. ランゲ&ゾーネ リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンド 252.029

Ref. 252.029
ケース径:39.9mm
ケース厚:10.6mm
ケース素材:ホワイトゴールド
ストラップ:手縫いブラックアリゲーター、ホワイトゴールド製ピンバックル
ムーブメント:手巻き、Cal.L094.1(ランゲ自社製)、ランゲ最高品質基準準拠、手作業による組立ておよび装飾、五姿勢調整済み、自社製ルモントワールスプリング付き動力制御メカニズム、素材の特性を生かした洋銀製の地板および受け、ハンドエングレービング入りテンプ受け、50石、毎時21,600振動、42時間パワーリザーブ(完全巻上げ状態) 
仕様:時、分およびステップセコンドによる時刻表示/ストップセコンドおよびゼロリセット機構搭載ジャンピングセコンド/巻上げお知らせ機能

 リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドは、21世紀のデッキウォッチのコンセプトを体現する時計です。秒針の動力制御メカニズム、ステップセコンド、ゼロリセット機構を連動させるという無類の技術で、デッキウォッチの決め手となる特性、すなわち高信頼性、高精度、明瞭性を実現しています。自社製キャリバーL094.1では三つの複雑機構が連動し、秒針を1日86,400回、目盛りから次の目盛りへジャンプさせ、さらにゼロリセット機構を作動させるための動力を、最大パワーリザーブ42時間にわたって均等に供給します。

 リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドの動力制御メカニズムはルモントワールとして、減り続ける香箱から動力を一定量のエネルギーに変換し、1秒ごとに脱進機に供給します。さらに、ステップセコンドの運針力を与えます。初めてこの複雑機構を搭載した時計は、18世紀末に製作されたものです。クロノグラフの前身でもあるこの時計は、秒単位でタイムを計測するのに使用されました。航海ではナビゲーションを助け、天文学では通過と呼ばれる天文現象を特定するのに使用され、医学では脈拍を計測するのに重宝されました。

 リューズを引くと、リヒャルト・ランゲ・ジャンピングセコンドに搭載された特許技術ゼロリセット機構が偏心錘付きテンプを止めて秒針をクロノグラフのそれと同じように帰零させるため、容易に時刻合わせができます。それには、動力制御メカニズムから輪列へ伝達される動力を一旦遮断する必要があります。これを可能にするのは、この機能のために開発された多層クラッチです。このクラッチは、秒針が次の目盛りへジャンプすると秒針をその位置から動かないように保持します。それと同時に動力の伝達路を遮断して再び開放できるようにします。

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