ロレックス シードゥエラー4000 116600 ブレスレットの実用性には配慮が感じられるが、フラッシュフィットに違和感・・・
さて、今回の「時紡ぎ」は前回より引き続きロレックスのシードゥエラー4000です!!
2008年にそれまで生産されていた5桁シードゥエラーの後を継ぐ形で、ディープシーが登場しましたが、やはり大きすぎた感は否めず、それから6年後の2014年に登場したこのシードゥエラー4000が、実質上の5桁シードゥエラーの後継機だと思えます。
ディープシーがかなりショッキングな形で登場したこともあって、このシードゥエラー4000が登場した時は、あまり驚きがなかったというのが個人的な感想なのですが・・・
実物を手にとって着けてみると、やはりこちらが先代のシードゥエラーのイメージに近く、正常進化版として不足ない仕上がりになっていると思えます。
腕に載せてまず感じるのが、やはりこの厚み。 もちろんベゼル下のリューズが付いているミドルケースも分厚いのですが・・・
この裏ブタが結構分厚いんですよね。 この裏ブタの盛り上がりがミドルケースを浮き上がらせているような、そんな感触です。
昔から外装の素材は頑丈で、信頼性が高かったロレックス。
最近になって外装の加工精度も上がってきて、実用時計として鉄壁の仕上がりを誇るロレックスですが、ここに僕が少し納得できない部分があります。
このようにフラッシュフィットがラグからはみ出ています。
ブレスレットを付け替えたのか4桁世代のヴィンテージでこのような状態の個体はよく見受けられますが、6桁でこれをやるとは思ってもみませんでした。
手にとって一番違和感を感じたのがここです。
何か特別な意味があるのかもしれませんが、そうでない限りはフラッシュフィットとラグの上面の曲線を合わせた方がやはりスマートだと思えます。
ひょっとして、ディープシーのフラッシュフィットをそのまま使った・・・?
エクスプローラー1(214270)での先代からの針の再利用といい、完璧主義のように思えながら時々ロレックスはこういうことをしますね。